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仮想COMポートを使用することで既存のシリアル通信をBluetoothへ置き換えることができます。
ZEALの制御方法は簡単です。
マイコンからUART経由でZEALへBTコマンド(テキスト)を送ることで制御します。Bluetooth通信が確立された後はシリアルケーブルと同じようにデータ通信を行えますので、大きなアプリケーション変更は必要ありません。
[例]
「電話」を例に挙げたBluetoothのシリアル通信をご説明します。
電話を掛ける側
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電話を着信する側
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1. 電話を掛ける側・受ける側を決めます。
まずマスター(接続する側の機器)とスレーブ(接続される側の機器)という役割を決めます。
2. 電源を入れ、圏内であることを確認します。
スレーブ側を待ち受け状態にします。
![]() |
スレーブ側で「BTA(接続待ち受け)」コマンドを実行 |
3. 電話番号を教えてもらいます。事前に番号を
知っていれば教えてもらう必要はありません。
| マスター機器から周囲にあるスレーブ機器を「検索」し、スレーブ機器のBDアドレスを取得します(「検索」は必ずしも行う必要はありません) | ![]() |
![]() |
マスター側で「BTI(周辺機器検索)」コマンドを実行 |
4. 発信先の電話番号を入力(セット)します。
マスター機器に接続したいスレーブ機器のBDアドレスをセットします。
![]() |
マスター側で「BTT(接続先機器指定)」コマンドを実行 |
5. 発信ボタンを押します。
マスター機器から「接続」を行います。
※接続方法は機器によって異なります。
![]() |
マスター側で「BTC(接続処理実行)」コマンドを実行 |
6. 通話状態です。双方が会話できる状態です。
(しゃべったことはそのまま相手に伝わります(データ垂れ流し)。)
接続完了です。双方向データ通信が可能となります。Bluetooth接続が確立された後はシリアルケーブルがつながっているのと同じ状態とみなせます。
※マスターが送信側、スレーブが受信側というわけではなく、どちら側からもデータ送信・受信が可能です。
![]() |
接続されると「CONN」が出力されます。 |
7. どちらからでも通話を終わらせることができます。
マスター・スレーブどちらからでも切断することが可能です。
![]() |
切断したい機器の方から「BTD(切断)」コマンドを実行。切断されると「DISC」が出力されます。 |
着信拒否設定をする場合
基本的にスレーブ側は待ち受け状態にあるなら発信を拒むことはできませんが、Passskey(PIN)認証を行うことで不特定多数からの接続要求を回避することができます。
両方の機器に同一のPasskey(PIN)を入力します。(※Passkeyが固定、あるいは入力不要な機器もあります。)
![]() |
「BTP」コマンドでPasskey(PIN)をセット「認証アリ」にするには「BTF(各種設定)」コマンド |
このひとつの通話(ペア)がRS232Cに置き換わるとお考えください。
あくまで通話もBluetooth通信も1対1が基本です。
マスター側がスレーブ側へ電話を発信することで通話が確立されます。
●電話がつながれば双方が会話ができるようになります(Bluetooth接続後は双方向通信)。
●しゃべった言葉はそのまま相手に伝わります(入力したデータはそのままの形で出力されます)。
●どちらからでも通話を終了することができます(どちらの機器からでもBluetooth切断可能)。
Bluetoothは1対多接続はできないの?
最大1対7通信が可能。ただし、それぞれの
通信は独立しているため扱いには注意が必要です
(ブロードキャストではありません)。
例えるなら一人のマスターが電話機を7台持って、7人のスレーブと同時通話している状態です。それぞれの通話は独立しており、1対1通信が7本あるイメージです。 スレーブ台数分のCOMポートを操作します。
※マスター側は時分割の処理となるため、接続本数が増えると通信が遅くなることがあります。
ZEALとマイコンは、UART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)で接続をします。UART機能搭載のマイコンであれば容易に接続し通信を行うことができます。
データの取りこぼしがないように、ハードウェアフロー制御での使用を推奨しております。
信号名 |
ピン番号 |
信号名 |
|
|---|---|---|---|
GND |
1 |
2 |
GND |
GND |
3 |
4 |
DSI(※2) |
RESET |
5 |
6 |
|
7 |
8 |
||
9 |
10 |
||
11 |
12 |
||
13 |
14 |
VDD |
|
VDD |
15 |
16 |
VDD |
VDD |
17 |
18 |
|
CTS |
19 |
20 |
BOOT0(※1) |
TX |
21 |
22 |
BOOT1(※1) |
RX |
23 |
24 |
MODE0 |
RTS |
25 |
26 |
MODE1 |
STO |
27 |
28 |
GND |
GND |
29 |
30 |
GND |
(※1)ZEAL-C01のみ (※2)ZEAL-C02のみ
信号名の記載なきピンは未接続
| 信号名 | I/O | 機能 | 論理 | 説明 | |||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VDD |
- |
電源 |
- |
3.0V~3.6Vを接続します。 | |||||||||||||||
GND |
- |
電源 |
- |
グラウンドに接続します。 | |||||||||||||||
RESET |
I |
リセット |
- |
LOWを入力するとモジュールがリセットされます。モジュール内部にリセットICを搭載しているため、明示的に外部よりリセットを行いたい場合に接続し使用します。C01とS01で内部の接続が異なっているため詳細は「リセット」の項を参照してください。 | |||||||||||||||
MODE[0:1] |
I |
モード |
負 |
電源入力(リセット)時のピンの状態(HIGH/LOW)により起動モードが決まります。
C01は51KΩで内部プルアップされています。S01はI/O設定によりプルアップされています。このため通常モードで起動する場合には未接続で問題ありません。モードピンをLOWにしたい場合にGNDに接続してください。マイコンで制御する場合には、I/OピンによりLOW/HIGHを入力してください。 |
|||||||||||||||
TX |
O |
送信データ |
正 |
ZEALからのUART送信データです。 | |||||||||||||||
RX |
I |
送信データ |
正 |
ZEALへのUART受信データです。 | |||||||||||||||
RTS |
O |
送信要求 |
負 |
ZEALからのUART送信要求信号です。 | |||||||||||||||
CTS |
I |
送信許可 |
負 |
ZEALへのUART送信許可信号です。 | |||||||||||||||
STO |
O |
ステータス |
- |
コマンド設定によりステータス接続を出力することができます。接続時LOW、未接続時HIGHとなります。工場出荷時はステータスを出さない設定になっており、常時HIGHを出力しています。 ※使用方法はコマンド仕様書確認ください。 |
|||||||||||||||
DSI(※注) |
I |
低電制御 |
負 |
低消費電力モード利用時、この制御ピンが有効となります。LOWを入力するとディープスリープ状態に入ります。ZEALのUART(RX)にデータ(コマンド)入力する際にはHIGHに戻します。 ※ 詳細はコマンドリファレンス参照 |
|||||||||||||||
BOOT[0:1] |
I |
ブート |
- |
C01のみに存在するピンです。GNDに接続してください。S01とC01を差し換えて使用する場合にもGNDに接続してください。 |
Bluetoothチップ内部のPower on Reset回路と接続されています。チップ内部にてプルアップされています。
C01はオープンドレインアウトプットのリセットICを搭載しており、外部コネクタのRESETピンとマイコンのリセットピンが接続されております。このためマイコンのI/O等で制御を行う場合には、オープンドレインバッファを使用してください。
S01のリセット信号は、内部リセットICのVDDに接続されており、1KΩにてプルアップされております。
| ZEAL UART 信号説明 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| ピン番号 | 信号名 | I/O | 機能 | 論理 | 説明 |
21 |
TX |
O |
送信データ |
正 |
ZEALが送信するデータ (マイコンが受信するデータ) |
23 |
RX |
I |
受信データ |
正 |
ZEALが受信するデータ (マイコンが送信するデータ) |
25 |
RTS |
O |
送信要求 |
負 |
ZEALが受信可能な時にLOWを出力 (マイコンはLOWの時データ出力可) |
19 |
CTS |
I |
送信可 |
負 |
ZEALはLOWの時データ出力可 (マイコンが受信可能な時にLOWを出力) |
取りこぼしが許容できる場合や、上位アプリでデータ管理をするためフロー制御は必要ないという場合には、フロー制御なしで使用することも可能です(非推奨)。その場合には、ZEALのRTSはオープン、CTSはGNDにします。
ZEALには用途に応じた4つの起動モードをご用意しております。
各起動モードはZEALのモードピンおよびDIPSWにて切り替えます。
| MODE0 | MODE1 | DIPSW2 | DIPSW1 | |
|---|---|---|---|---|
| 通常モード | HIGH |
HIGH |
OFF |
OFF |
| 設定値起動モード | LOW |
HIGH |
OFF |
ON |
| 自動(接続 / 待受 / DUN)モード | HIGH |
LOW |
ON |
OFF |
| ファームウェア書換モード | LOW |
LOW |
ON |
ON |
ZEALは状況に応じて複数の「状態」に遷移します。各状態によって振る舞いが異なります。オンライン状態がいわゆる「シリアルケーブルがつながっているのと同じ状態」です。 上位アプリケーションからコマンドを実行し、ZEALの状態を制御してください。
ZEALはマスター・スレーブどちらでも使用可能です。上位アプリケーションからコマンド操作にてZEALを制御し、上述した各種「動作状態」へ移行させてください。
尚、下記に掲載されていないコマンドや各種コマンドの詳細、使用方法についてはZEALコマンドリファレンスをご参照ください。
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