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Bluetooth製品選びのポイント
数ある無線規格の中からBluetoothを選択した場合、次は同じBluetooth製品の中から用途に合う製品を選ぶ必要があります。 ひとえにBluetooth製品といっても選定ポイントはいくつかあり、特に必須項目については必ず確認してください

搭載プロファイル ※必須

Bluetooth製品を選択する上で一番重要と言えるのが搭載プロファイルの確認です
Bluetooth製品では、それぞれの製品によって搭載されているプロファイルが異なりますので、
必要なプロファイルが搭載しているBluetooth製品を選択しなければなりません。

例えば、シリアル通信の置き換えであればSPP(Serial Port Profile)、携帯電話やPHSをモデム代わりに使うのであればDUN(Dial-up Networking Profile)、 音声通信であればHSP(Headset Profile)HFP(Hands-Free Profile)、オーディオのような音楽通信の場合はA2DP(Advanced Audio Distribution Profile)など、 実現したい無線用途に応じて必要となるプロファイルが決まりますので、それらが載っているBluetooth製品を選択しましょう。


単価・費用

言うまでもなく製品単価はとても重要なポイントです。 基本的には安いに越したことはありません。
しかし、ライセンスのようなモジュール単価以外に必要な費用は無いかどうか、未認証の場合は認証費用や手間を考慮しても安いのかどうか、など 総合的なコストや工数を考え、選択の判断材料としてください。



通信距離

Bluetooth製品には電波強度を規定したClassという概念があります。
通信環境に依存しますが、Class1でおよそ100m程度、Class2でおよそ10m程度まで通信することが可能です。 必要な通信距離に応じてClass1製品かClass2製品かを選ぶ必要があります。
このとき、「大は小を兼ねる」という考えでどんな場合でもClass1製品が良いという訳ではありません。
遠くへ飛ばせるということはそれだけ電波出力が大きくなる場合があるため(※補足1)、消費電力も大きくなりがちです。 また、周辺機器へ与える影響が大きくなることが予想されます。
希望の通信距離に適切なClassを選ぶことが重要です。

(※補足1) Class1機器は常に最大出力で通信している訳ではありません。 Bluetoothはチップ間が自動で相互通信を行っており、そのときの通信距離に適当な出力で通信を行うよう自動調整しているため、 Class1機器でも遠距離通信時に比べると近距離での通信はさほど消費電力が大きくなりません。


国内電波法認証 ※必須

まず技術基準適合証明(旧TELEC認証)の取得有無は重要なポイントとなります。
日本国内で電波を発する製品を利用するには技術基準適合証明が必須となります。
取得していない無線モジュールを組み込む場合は、最終製品として技術基準適合証明を取得しなければなりません (※製品化に限らず、公の場で無線通信させる場合には必要です。未認証の無線機器を使用した場合、法令に則って処罰の対象となります)。 取得済みのモジュールを組み込む場合には、最終製品としての再認証は必要ありません。 認証取得には費用と工数が必要となりますので、非常に重要なポイントです。

1つの製品(モデル)である程度の出荷台数が望める場合、手間はかかりますが自社で取得したほうが安上がりになる場合があります(1製品何台であろうが取得費用は同じ)。
逆に少量多品種の場合には、製品1種ごとに認証を取得しなければならないため、その分、手間もコストもかかります。多品種少量の場合には認証済みモジュールの御利用をオススメ致します。



Bluetooth認証

販売する製品にBluetoothロゴマークを使用するためにはBluetooth認証を取得する必要があります。
ただし、国内電波法と同じように取得済みのモジュールを組込む場合には、最終製品としてBluetooth認証を再取得する必要はありません

Bluetooth認証済みといっても注意が必要です。Bluetooth認証には「End Product」「Component」「Subsystem」という3種類があり、 それぞれ最終製品に組込んだ際の扱いが異なります。
「End Product」であれば再認証が不要です。しかし「Component」は『部品』という扱いとなるため、最終製品で「End Product」としてのBluetooth認証取得が必要となります。 一方、少し特殊なのが「Subsystem」で代表的な例がUSBドングル型のBluetoothアダプタです。一般的なUSBドングルはRF部分のみで製品にスタックが含まれておらず、 スタックはPCに搭載されているものを使用することではじめてBluetoothとしての機能を満たします。 USBドングルが非常に安価なのは大量生産品であることも一因ですが、「スタック」が含まれていないという点も大きな要因の一つと言えます。


スペック、モジュールサイズ

Bluetoothは規格で縛られている分、ある程度同じようなスペックになりがちですが、それでも各製品によってスペックの違いは現れます。 消費電力、スループット、モジュールサイズなど、 検討中の無線化用途を実現するのに十分なスペックであるかどうか確認が必要です。



アプリケーションの使いやすさ、ドキュメント、サポート

無線をはじめて扱う場合など、無線に詳しくない段階での開発ではアプリケーションの使いやすさや、 ドキュメントの豊富さ、そしてサポート体制が十分であるかも選ぶポイントとなります。
無線化を実現できなければ元も子もありませんので、しっかり最後まで無線化を実現できる環境整備が重要です。





 

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